OBC(Oral Balance Corrector)

人間にとって、もっとも自然なあごの位置とは?

OBC 昔から、噛み合わせが原因でさまざまな症状が全身的に出現すると言われています。それまで、特にその症状を除去することを目的に治療をしていたわけではありませんでした、『噛み合わせとは何か?』を考えていくうちに、"そもそも自然な状態とは何か?"といった疑問に辿り着き、その結果、噛み合わせも自然であるべきでないかと思い当たりました。

すなわち、世の中には幾多の咬合理論がありますが、その理論に人間の身体を合わせるのではなく、理論を利用して、その人の運動を阻害しない自然な噛み合わせを創り上げていくことこそが本当ではないかという結論に辿り着いたのです。

そうして気づいたことが、地球上でもっとも当たり前の自然の原理にしたがうこと。つまりそれは、人間が地球上に立って生活するということ=重力に支配されていることですから、「あごの位置も重心に逆らわないような自然な位置になるように調整すべきである」という発想にたどり着きました。そして、そのあごの位置を把握するために開発されたのがOBCであり、当センターの噛み合わせ治療を象徴する、必要不可欠なものとなっています。

重心バランスをとることによる様々な効果

咬合器 OBCは歯型を取ってプラスチックで作り、医院での治療時のみ使用するとてもシンプルな装置です。これにより頭蓋骨と下顎骨の重心的バランスがとれるばかりか、中心にあるピンの高さをかえていくことで、そのバランスがとれた状態のまま、本来一瞬である噛み込み動作をすこしずつ時間をすすめながらシミュレーションできます。

OBC開発前の治療は、崩壊したあごの位置のまま、あるいは、崩壊していることにさえまったく気づかずに、真面目にやろうとすればするほど、補綴物(技工物・人工物)をミクロン単位で適合させることだけに血眼になっていました。

しかし、重心バランスを失ったままで処置をしても、かならずどこかに負担がかかります。そのため、治療しても治療しても歯のゆれが治まらず最終的に抜けてしまうことも珍しくありません。

そして、OBCを使用して咬合を安定させることによって、逆に歯(歯槽骨)が硬くなり噛むとき力が入るケースが多く見受けられます。これは、下あごの位置の修正をした結果、残された歯に均等に力が配分され、その力が刺激となって歯を支える骨などが活性化された結果であると考えています。

また、口腔内だけでなく、全身的には頭痛、首・肩・背部の凝り、腰痛や股関節のズレ、脊椎の傾き、生理痛、むくみ、手足の冷え・しびれ感、口呼吸、鼻腔閉鎖、動悸、目まいや耳鳴り、呼吸困難、喘息など多くの症状が消失もしくは軽減します。なかには自覚のない方もいますが、いずれにせよ、これらの症状発現に顎の位置異常が大きく関与していたことになります。

こうした事実は、重心的バランスが人間にとっていかに重要な意味をなしているかをあらわすものであり、また同時に、そうしたバランスの取れた噛み合わせを創るためのツールとしてのOBCの効用も実証できたと考えています。

このように、私達は歯科という治療分野が、これから先、噛み合わせという領域を通して、全身的な健康回復・確立に関わっていくものであると考えています。そしてこれらの不定愁訴で苦しんでいる患者様の一人でも多くにご利用していただきたいこと、同時に多くの歯科医院でもこのシステムが採用されるよう、今後、紹介活動を行っていきたいと考えています。